腎炎性乏尿は、脾を強め、腎を益し、利尿作用のある薬、例えば茯苓、黄耆、当帰、通草などで治療できるが、エビデンスに基づいた治療を行うためには、医師の指導のもとで行う必要がある。
1.茯苓:茯苓は脾を強め、気を益し、利水(水の流れを促進し、湿を除く)する薬としてよく用いられ、脾虚による水腫や乏尿の治療に適しており、腎炎による乏尿も茯苓を補助的に用いることができる。
2.黄芩:補気、利尿、消腫の作用があり、腎炎による小便不利は脾腎陽虚によるものが多く、生体の水分代謝の失調により小便不利となるため、黄芩で調整する。
3.茯苓:排尿を促進する作用があり、排尿異常をきたす各種淋病症候群(頻尿、垂れ流し、収斂痛)の治療によく用いられる。
4.当帰:清熱利尿の作用があり、水腫尿、湿熱(温病による湿熱感)尿赤、淋渋痛などの症状に用いる。
薬は医師の指導のもとに使用する必要があり、自己判断でやみくもに服用しないこと。