ラニチジンとシメチジンの違いは、薬力学、薬物動態、副作用の観点から説明できる。 1.薬力学:両薬剤とも胃酸を抑制する作用を有するが、ラニチジンの酸抑制作用は、強力なH₂受容体遮断作用を有するシメチジンと同用量の場合、はるかに高い。 両薬剤とも胃潰瘍、胃酸過多症、十二指腸潰瘍などの治療によく用いられる。 2.薬物動態:両薬剤は一般に経口投与され、消化管から吸収される。 ラニチジンはそのほとんどが本来の形で腎臓から排泄され、投与量の45%が24時間かけて尿中に排泄される。 シメチジンも腎臓から排泄されるが、違いはシメチジンが肝酵素阻害薬であるため、ワルファリンなど代謝を肝酵素に依存している薬剤の体内での生体内変換を阻害することである。 3.副作用:一般的にラニチジンはシメチジンより小さいが、それでも患者の状態に応じて適切な薬物治療を選択する必要がある。 両薬剤とも医師の診察を受けてから使用し、単独では使用しないこと。