肺結節性増殖巣は、胸部CT検査で肺に認められる高密度の結節性陰影で、炎症過程で壊死組織を修復する顆粒が成熟してできた線維性の瘢痕組織である。 1.増殖巣:炎症の過程で、損傷を受けた組織を修復するために、周囲のナイーブな結合組織が増殖して肉芽腫様赤色粒状軟組織を形成する。肉芽腫様軟組織は、多数の新生毛細血管と新生線維芽細胞、および一定数の炎症細胞を含み、異物を溶解・吸収して欠損部を埋め、肉芽腫様組織はその後徐々に成熟して瘢痕組織に変化する。 2.肺感染症、結核、喫煙などが肺結節性線維増殖性病巣の原因となる。 3.肺結節性線維増殖巣は一般に良性病変であり、治療の必要はない。 ごく少数の大きな瘢痕にケロイド癌が発生することがあるが、通常は定期的な経過観察が必要なだけである。 肺結節性増殖巣が存在する場合は、病院でさらに診察を受けることを勧める。