肛門から約3.0cmの直腸後壁筋層の信号が均一でない場合は、直腸下部後壁筋層内の病変の可能性を考慮すべきである。 正常の超音波内視鏡検査では、直腸の筋層は均一な密度で、直腸全体が連続した低エコーを示すが、病変がある場合は、病変組織と直腸筋組織の形態上、構造が同じではなく、病変組織内の構造障害もあり、病変組織は血液供給に富み、超音波検査では限られた低強度エコーを示す。 超音波内視鏡検査で直腸後壁の筋層信号が均一でないことが示唆された場合、専門医が病歴、臨床症状、身体所見などの関連事項を総合して、直腸の腔占拠性病変の有無を把握し、必要に応じて直腸磁気共鳴検査を行い、さらに診断を明確にする必要がある。