ほとんどのラクナ脳梗塞は患者の生命予後に影響を及ぼさないが、少数の重篤なラクナ脳梗塞は生命予後の短縮につながる可能性がある。例えば、重要部位のラクナ脳梗塞やラクナ状態の患者などである。 空洞性脳梗塞とは、病変の直径が1.5cm以下の脳梗塞のことで、症状は一般に軽度で、めまい、片側の手足の脱力、片側の手足のしびれ、言語障害などである。 患者の臨床症状は軽度で、生活の質への影響も少なく、余命に大きな影響を与えることなく長期間生存することが可能である。 ラクナ状態や重要部位のラクナ脳梗塞の患者は、比較的症状が重く、認知症、嚥下障害、飲料水の窒息などのほか、肺感染症や褥瘡など多くの合併症を発症する可能性があり、患者のQOLや余命に影響を及ぼす。 ラクナ型脳梗塞の患者は再発する可能性があるので、軽度のラクナ型脳梗塞であっても軽視せず、脳梗塞の再発確率を下げるために適時二次予防を行う必要がある。