HDLが0.73であれば低下していると考えられるが、それだけで重症度を判断すべきではなく、心血管疾患や糖尿病疾患の有無など、患者の過去の病歴と合わせて総合的に評価する必要がある。 HDLの正常範囲は1.04~1.55mmol/Lで、脂質代謝の指標であり、冠動脈性心疾患リスクの予測因子である。 HDL粒子はプラーク内のコレステロールを分解するために肝臓に送り返し、抗動脈硬化の役割を果たすことができる。 そのため、HDLコレステロールは一般に善玉コレステロールとしても知られている。 これまでのエビデンスに基づく医学的根拠から、脂質代謝異常が動脈硬化の形成における重要な因子であり、HDLレベルの低下が冠動脈疾患の残存リスクの重要な危険因子であることが示唆されている。 臨床的には、HDLが単独で低下することはまれで、他の脂質異常症を伴うことが多く、脂質低下剤の併用が必要となることが多い。 HDL値が低下している場合は、他の脂質異常症を評価するために医師に相談し、できるだけ早く脂質低下薬を服用する必要があります。