息の音が濃いということは、炎症があるということですか?

厚い呼吸音は必ずしも炎症によるものではないが、呼吸器疾患だけでなく他の全身疾患でもみられることがある。 呼吸音の厚さは、通常は明瞭な肺の聴診で聴取される徴候である。 厚い呼吸音は、炎症性滲出液、分泌物の閉塞、気道痙攣などを示すことがある。 急性気管支炎、肺感染症、慢性閉塞性肺疾患の急性増悪など、急性感染性呼吸器疾患や慢性呼吸器疾患の急性増悪でよくみられる。 また、一部の非感染性(慢性)呼吸器疾患や循環・内分泌系疾患でもみられ、粗い呼吸音の徴候を示すことがある。 例えば、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支拡張症、慢性気管支炎、間質性肺炎、心不全(重症度は低い)、メタボリックシンドロームなどである。 濃い呼気の原因となる疾患にかかわらず、診断や治療の遅れを避けるためには、適時に臨床医に相談することが重要である。