てんかん治療薬の長期使用は一般に大腿骨壊死を引き起こさないが、骨粗鬆症になりやすく、小児患者では小児くる病も発症することがある。 ビタミンDは骨の正常な生理機能を維持するために不可欠な栄養素の一つである。 フェノバルビタール、フェニトインナトリウムなどの抗てんかん薬の長期使用は、ビタミンDの産生を阻害すると同時に、ビタミンDの代謝を促進するため、ビタミンD欠乏症となり、骨粗鬆症や小児くる病などの骨代謝疾患を引き起こす。 現在の臨床データでは、抗てんかん薬を長期間服用している患者の半数以上が骨粗鬆症や小児くる病などを発症し、手足のしびれや易骨折性などの症状として現れる。 したがって、てんかん治療薬を長期間服用している患者は、骨代謝疾患の発生を予防するために、医師の指導のもとでビタミンDを補充する必要がある。