外科的治療の指針となる成人退行性腰部脊柱管狭窄症の臨床病期分類を検討することである。 [立位での脊椎全長X線写真における椎体の回旋.前後・左右変位.冠状・矢状幹のバランスの度合いにより判定した。 タイプ III:冠状および/または矢状幹の不均衡を伴う重度の回転と変位(C7 plumbline shift > 4 cm)。 A型:神経痛のない腰痛.B型:代償性腰仙部側弯症による神経痛で腰痛の有無.C型:随意性側弯症による神経痛で腰痛の有無.である。 [結果】IA型3例.IB型28例.IB型6例.IIA型21例.IIB型45例.IIC型39例.IIIA型12例.IIIB型6例.IIIC型8例であった。 そのうち.ⅠA型は主に後側方椎間固定術または経椎間固定術.ⅠB型とⅠC型は主に単純脊柱管減圧術.ⅡA.ⅡB.ⅡC型は主に後側方管減圧術+後側方固定術.ⅢA.ⅡB.ⅡC型は主に前方椎間固定+後方インストルメンテーション整形外科.脊柱管減圧.後方後方固定術であった。