火惹湯は『潰瘍医学大全』と『鑑別録』に収録されているが、どちらも半夏は含まれていない。 潰瘍医学大全』の「火入湯」は、桂皮、茯苓、山芋、シザンドラ、山茱萸、白芥子、人参、熟黄蓍からなる。 鉛火湯」の効能は、虚火を清下し、陰を養い陽を沈めるもので、虚火(体内の陰と精が失われ、虚火が亢進すること)による歯茎の出血、歯茎の腫れや痛み、喉や口の渇き、目の渋痛、口内や舌のただれ、不眠、胸やけ、めまいや頭痛、寝汗などを治療することができる。 弁証論治』より「火入湯」は、沢瀉、茯苓、舞茸、北五味からなり、腎水を養い、肺陰を潤す効果がある。 咽頭痛の症状が日中は軽く、夜間は重い場合に効果がある。 妊婦や乳幼児は服用に注意が必要で、服用中は辛いもの、脂っこいもの、タバコ、アルコールは避け、楽しい気分でいることが大切である。