湿気取りには生のカンゾウと炒めたカンゾウ、どちらを使うべき?

蒼朮には脾を補い、湿を乾かし、利尿を促す作用があり、炒蒼朮には脾を補い、胃を調和させ、胎児を鎮める作用があるため、一般的には湿を払う目的で用いられるが、具体的な薬の使い方は医師の指示に従うべきである。
Atractylodes macrocephalaの効能は、脾を強め、湿を乾燥させ利尿を促し、発汗を止め、胎児を落ち着かせることで、少食の脾虚、腹部膨満感や下痢、痰飲動悸(めまいや動悸による痰飲邪気逆流による)、浮腫、自汗(昼間に無意識に発汗し、少し動くと発汗が悪化する)のほか、胎動や落ち着きがない場合にも用いることができる。
炒蒼朮はAtractylodes macrocephalaを調合したもので、脾を強め、胃を調和させ、胎児を落ち着かせる効果があり、少食の脾虚、便の緩い下痢、胎児の落ち着きのなさに用いることができる。
生の蒼朮は湿を乾燥させ利尿を促す作用があるため、湿を取り除くのに適しているが、炒めた蒼朮は主に脾を強めて湿を取り除く作用があり、湿を取り除く作用は弱いため、一般的には生の蒼朮で湿を取り除くことが多い。 ただし、漢方薬の選択は医師の診断のもとに行う。 また、陰虚、内熱、体液減少のある人には、生蒼朮や炒蒼朮は使用しない。
脾虚で湿があり、食が緩く、下痢をする人には、生のアトラクチロデス(Atractylodes macrocephala)を高麗人参(Ginseng)や茯苓(Poria)と組み合わせて用いることが多い。 また、漢方薬の効能をよりよく生かすためには、医師の診断のもとで漢方薬を使用することが勧められる。