右肺上葉の腫瘤陰影病変の周囲にバリがある場合は、肺の悪性腫瘍と考えるべきである。
右肺上葉の腫瘤陰影病変は、肺のX線検査、CT検査、その他の検査結果の説明で見ることができる。”腫瘤陰影 “は、良性病変のような肺腫瘤、結節、炎症である可能性があり、病変の縁はしばしば滑らかで鋭く、境界が明瞭であるが、悪性腫瘍ではしばしば病変の縁に細かく短いバリが形成される。
病巣周囲のバリはburr signまたはspiny protrusionと呼ばれ、画像上では病巣縁に程度の異なるトゲ状またはバリ状の突起として示されることが多い。 この徴候を伴う肺結節や腫瘤は末梢型肺癌でよくみられ、時に小葉徴候や胸膜陥凹徴候も画像上に認められることがある。 上記の徴候はX線検査では描出されにくいことが多いが、CT検査では容易に見つけることができる。
バリ徴候を伴う右上葉腫瘤陰影病変を有する患者は、専門医の指導のもとで診断・治療すべきである。