婦人科の細菌性炎症は、帯下病、膣のかゆみなど漢方薬の病気の範疇に属し、五味消毒飲、竜胆瀉肝湯などの漢方薬で治療できるが、専門の漢方医が証を見極め、治療を指導する必要がある。 1.五味敗毒湯:清熱除毒(体内の熱や毒素を取り除くこと)、除湿の効能があり、多量のおりもの、おりものの色が黄色や赤白色、悪臭、腹部の痛み、口の苦味、のどの乾きなどの症状があり、尿が短く赤っぽい(尿の量が少なく、色が濃い黄色)など、湿毒合毒症候群の患者に用いる。 なお、脾胃が虚弱で便が緩い場合は注意が必要で、陰壊疽(作用の遅い陰のただれや潰瘍の一種)の痛みや腫れがある場合は使用しない。 2.竜胆下痢肝湯:肝の下痢、清熱、除湿、解痒の効能があり、肝経湿熱(肝経が湿熱邪気を感じている)、陰部の痒み、おりものの量が多く、ネバネバして臭い、口が苦く咽頭が乾く、黄色っぽいおりもの、便秘、舌に黄色く脂っぽい毛があるなどの症候に用いる。 脾胃虚寒(脾胃が虚弱で冷えている)の患者には適さない。 細菌性婦人科炎の患者は、外陰部の衛生を保ち、投薬中は辛いものや刺激物を食べないようにする。 細菌性婦人科炎の治療に漢方薬を使用する前に、専門の漢方医に相談し、医師の診断のもとで薬を使用する必要があります。