アルブミンはヒト血漿中の主要蛋白質で、体内の栄養と浸透圧を維持し、その濃度は約38~48g/Lで、血漿蛋白質全体の約52~68%を占める。
血清アルブミン/グロブリン比は臨床的に重要であり、正常なアルブミン/グロブリン比は(1.5~2.3):1である。比の増加は、免疫グロブリン欠乏症によくみられる栄養過多を示すことがある。
アルブミン/グロブリン比の低下は、肝合成の低下、血管外漏出の増加、消化管炎症、肝硬変、熱傷、悪性腫瘍などの異常を示すアルブミンの減少、または感染症による抗体の増加、骨髄腫瘍による異常タンパク質の増加などのグロブリンの増加による場合がある。
血清アルブミンの減少やアルブミン/グロブリン比の低下は、肝硬変の肝機能の程度を反映する上で臨床的に重要である。 従って、血清アルブミン比の低下を認めた場合には、医師の指導のもとで検査・治療を行う必要がある。