サイログロブリンが高い場合、甲状腺炎や甲状腺機能障害、甲状腺がんや甲状腺がんの再発などが考えられます。
1.薬物治療:リンパ球性甲状腺炎、甲状腺機能低下症、化膿性甲状腺炎、高機能腺腫は、診療所ではよくみられます。 これらの炎症性疾患や腺腫性疾患は、甲状腺の破壊を引き起こします。 甲状腺の濾胞が破裂すると、血液中にサイロキシンが放出され、これが刺激となってサイログロブリンに対する抗体が産生され、サイログロブリンの上昇が起こります。
甲状腺機能に応じて、レボチロキシンナトリウムなどの薬を使用します。
2.手術:サイログロブリンの上昇は、甲状腺悪性腫瘍、甲状腺乳頭髄様癌などの甲状腺腫瘍でもみられることがあります。
サイログロブリンは、甲状腺がんの再発をモニターする指標としても用いられ、甲状腺がんの再発に対して高い感度と特異性を持っています。 サイログロブリンは、手術後に腫瘍組織や転移病変が残存している甲状腺がん患者でも上昇することがあり、必要に応じてさらなる外科的治療や放射線治療が必要となります。
甲状腺グロブリンが高値になる理由は他にもありますので、甲状腺グロブリンが高値の患者さんは、専門医の指導のもと、通常の病院で詳しい検査や治療を受ける必要があることが示唆されます。