ミエリン遅滞は必ずしも脳性麻痺ではない。 ミエリン遅延と脳性麻痺の症状は異なり、脳性麻痺は主に運動障害を特徴とし、精神遅滞やてんかんを伴うこともある。 一方、ミエリン遅延は脳性麻痺の一般的な画像所見のひとつであり、必ずしも症状を伴うわけではない。 したがって、脳性麻痺患者は通常ミエリン発達遅延を認めるが、ミエリン発達遅延があっても脳性麻痺とは限らない。 遅発性ミエリンとは、ミエリンと大脳皮質の発育が非同期であることをいい、臨床的に有効な治療法はない。 重症例では、ラット神経成長因子、ガングリオシドなどの栄養剤が用いられる。 ミエリンの発育遅延に苦しんでいる患者は、できるだけ早く治療を受けることを勧められ、積極的な治療とリハビリテーション訓練、成長と発育の定期的なモニタリング、バランスのとれた食事への注意、カルシウムとビタミンDの適切な補給などが必要である。