Ki67抗原の50%陽性とは、免疫組織化学染色においてKi67発現陽性細胞の50%を指し、細胞増殖活性が高いことを示す。 Ki67抗原は細胞周期のG1後期、S期、G2期、M期にのみ発現し、細胞核が静止しているG0期には発現せず、半減期が短いため、腫瘍の増殖活性の指標となる。 Ki67陽性率は、免疫組織化学染色でKi67陽性発現を示した細胞の、検査した全細胞に対する割合である。 乳がんでは20~30%、子宮頸がんや胃がんでは25%など、腫瘍によって異なる陽性率が高発現・低発現のカットオフ値として用いられており、カットオフ値は検査施設ごとの基準を参考にする必要がある。 Ki67陽性率が50%を超えると一般に高発現とみなされ、これは腫瘍が活発に増殖し、低分化で悪性度が高く、再発・転移のリスクが高く、予後不良であることを示す。 患者には、免疫組織化学と他の指標を組み合わせて総合的に判断し、専門医に相談して治療法を選択することが勧められる。