冠動脈スパズムは病態生理学的な状態であり、通常は一過性で、すぐに正常に戻り、数分から数十分持続することが多いが、通常は30分以内である。 冠動脈けいれん(CAS)とは、喫煙や飲酒などの誘因により動脈内壁の収縮が起こり、心臓の動脈内壁の平滑筋が血管の内腔を狭めたり閉塞したりする病態で、通常はすぐに正常に戻るため、数分から数十分程度持続することがほとんどである。 内皮細胞の機能障害など冠動脈そのものに病気がある場合は、冠動脈のけいれんの持続時間は長くなる。 冠攣縮の部位、重症度、側副血行が確立しているかどうかによって、さまざまなタイプの臨床症状が現れる。 冠動脈スパズムが数分から数十分続くと狭心症が誘発されることがあるが、これは医師の処方によるニトログリセリンの舌下投与で軽快する。 30分以上続く場合は、重症の虚血による心筋梗塞と考えられるので、病状を長引かせないためにも早急な診察が必要である。