空腹時血糖値をどの程度まで高くして手術できるかは、患者の具体的な状態や手術方法などによって判断する必要があるが、通常の手術を受ける成人2型糖尿病患者の空腹時血糖値は8~10mmol/Lに維持する必要があり、精密手術を受ける場合は空腹時血糖値を4.4~6.0mmol/Lに維持する必要がある。 手術を受ける必要がある患者は、血糖コントロールが十分でないと術後感染症にかかりやすく、手術後の血糖値にも影響するので、手術前に積極的に血糖コントロールとその合併症のコントロールを行う必要がある。 2型糖尿病の成人患者は、一般手術前に空腹時血糖値を8~10mmol/Lにコントロールし、食後2時間の血糖値を8~12mmol/Lにコントロールする必要があり、精密手術を受ける場合は、空腹時血糖値を4.4~6.0mmol/Lにコントロールし、食後2時間の血糖値を6~8mmol/Lにコントロールする必要がある。 単純なストレス性高血糖や、心血管系・脳血管系合併症の危険性のない体調良好な非高齢患者の場合、術前の空腹時血糖は6~8mmol/Lに、食後2時間の血糖は8~10mmol/Lにコントロールすべきである。 手術を受ける必要のある患者は、積極的に医師と協力して手術前の血糖コントロールに努め、体調不良を感じたら速やかに医師に相談すること。