咳嗽は肺膿瘍腔と肺癌の共通の臨床症状であるが、咳嗽の性質、咳嗽の時間と規則性、咳嗽の音色は同じではない。 肺癌の場合、痰が出ない、あるいは痰がほとんど出ない乾性咳嗽がほとんどで、腫瘍が気管や気管支分岐部を圧迫しているために突然起こることが多く、腫瘍が神経を圧迫している場合には、咳がかすれたり、金属音に似た音になったりすることもある。 肺膿瘍腔は湿性咳嗽として現れ、咳嗽はしばしば喀痰を伴い、喀痰はしばしば多量で、多くは膿性喀痰であり、時に喀痰中に血液が混じったり、中程度の喀血を伴うこともある。 慢性肺膿瘍の発症は、長い慢性の咳、不規則な発熱、単独での喀血、貧血、やせなどの消耗症状を伴う。 肺膿腔と肺癌は咳の違いでは区別できないので、咳の症状が現れたら、適時に医師に相談し、早期治療で治療効果を得ることをお勧めします。