水銀は人間の中枢神経系、消化器系、泌尿器系、呼吸器系、皮膚粘膜に有害である。 1.水銀が人間の中枢神経系に作用すると、神経衰弱、記憶力の低下、睡眠の質の低下、情緒不安定、めまい、頭痛、運動失調、言語障害、手足のしびれ、手足の活動の低下、あるいは麻痺などの危険性が生じる。 2.水銀が誤って消化管から人体に入ると、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状が現れ、急性肝機能障害を起こすこともある。 3.腎排泄は水銀の人体への主な侵入経路の一つであるため、腎尿細管や糸球体を損傷し、急性腎不全に至ることもある。 4.水銀が呼吸器から入ると、咳、痰、呼吸困難等の呼吸器刺激症状が現れ、間質性肺炎や急性呼吸不全に至ることもある。 5.水銀が人の皮膚や粘膜に接触した場合にも、皮膚や粘膜の障害、皮膚の色素沈着などを生じる危険性がある。 水銀に暴露された人は、上記のような症状が現れた場合、医師の診察を受ける必要がある。