胸水貯留ポンプによる後遺症は多くないが、胸膜炎性疼痛、胸膜癒着、切開瘢痕などがみられる患者もいる。
1.胸膜炎性疼痛:滲出性胸水の原因となる疾患はすべて胸膜炎を引き起こす可能性がある。 胸水を抜いた後、胸水が少なくなり、壁側胸膜と汚れた胸膜が接触して擦れ合うと胸痛が起こる。
2.胸膜癒着:滲出性胸水に含まれるフィブリンの一部は、胸水汲み上げ後に沈着し、胸膜癒着を肥厚させる。
3.切開瘢痕:胸水ポンピングを切開胸腔閉鎖ドレナージ法で行った場合、少数の瘢痕体格の患者には切開瘢痕が生じる可能性がある。
胸水貯留は治療手段であるが、後遺症は主に原疾患に関連しており、原疾患の治療を強化する必要がある。