脾虚のお灸-どのツボ?

脾虚の治療には、中脘、胃兪、脾兪のツボに灸をすえる。
中脘は前正中線の臍の上4寸のところにあり、食滞を除く(食物の消化を促進する)作用があり、また心を静め落ち着かせる作用があり、さらに身体の反動を下げ、水の流れを促進する作用もあります。
そのため、脾虚による腹部膨満感、嘔気(食欲不振、食事量の減少)、嘔吐、呑酸(胃酸を飲み込んで口やのどまで上がってくる)、しゃっくり(げっぷ)などの症状にお灸が用いられます。
胃兪:第12胸椎の棘突起の下、後正中線から1.5寸離れたところにあり、中を温めて反撥を下げる作用(胃を温めて調え、胃の気が上に駆け上がるのを防ぐ)があり、胃と調和して嘔吐を止める作用もあるので、脾虚による嘔吐、腹部膨満、腸鳴、やせなどに用いる。
脾兪:第11胸椎の棘突起の下、後正中線から1.5寸離れたところにあり、気を益して脾を強め、胃を調和して反気を下げる(胃気を調節して上方に反った気を下降させる)作用があるので、脾虚からくる腹部膨満感、鈍痛、嘔吐、下痢、赤痢などの症状に用いることができる。
鍼治療が必要な場合は、医師による手術が必要であり、副作用を避けるために自分で手術しないこと。