0.01%アトロピン点眼液の長期使用による副作用には、羞明、近くが見えにくい、眼圧の変化などの副作用の発現がある。 1.羞明:アトロピンは瞳孔括約筋に作用して麻痺させ、瞳孔径を大きくして眼に入る光の量を増やすため、羞明やまぶしさなどの症状を引き起こし、これらの症状の発現はアトロピンの量と正の相関がある。 2.見えにくさ:アトロピンは毛様体筋へのコリン作動性神経の支配を選択的に遮断し、一時的に調節麻痺を起こすことがあり、アトロピン点眼薬の長期使用により調節が不十分になり、調節の振幅が減少し、見えにくくなることがある。 3.眼圧の変化:アトロピン点眼液の外用後、瞳孔が散大し、虹彩が周辺に後退するため、虹彩根部が肥厚し、房室角腔が相対的に狭小化し、房室液の流出が阻害され、眼圧が上昇することがある。 上記の副作用が発現した場合には、速やかに医師に相談し、医師の指示に従い適切な処置を行うこと。