胃下垂は、横になっていると楽になる上腹部痛と呼ばれることが多いが、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、軽度の急性膵炎が関係している可能性がある。 1.胃潰瘍:胃酸の分泌が亢進し、胃粘膜のバリア機能が低下して粘膜欠損が生じるため、食物や胃酸が潰瘍表面を刺激することで痛みが誘発される。 食後に体位を変え、潰瘍面が食物や胃酸に触れなくなれば痛みは改善する。 2.十二指腸潰瘍:特に後壁潰瘍、後壁潰瘍は発見されにくく、また腰痛を引き起こしやすいので、横になって体位を変えると、心窩部痛の症状が緩和されることがある。 3.軽度の急性膵炎:膵臓の肥大と心膜の浸潤により、腹痛を引き起こすことがあり、胃痛との区別が難しい。 膵臓は後腹膜の臓器なので、体勢を変えて横になれば、膵臓への刺激を減らすこともできます。 横になると胃が痛くなる原因は他にもたくさんありますが、病気の原因をはっきりさせた上で、医師の指導のもとで適切な治療を行い、症状を遅らせることのないようにしましょう。