なつめ湯の効能は主に漢方薬としてのなつめにあり、なつめには補中益気(脾を補うことで気虚を治療すること)、養血養心(血を養うことで精神を安定させ、情緒を和らげること)の作用があり、脾虚の症状や女性の憂鬱感、イライラ感を和らげたり、薬や毒の効き目を和らげたりすることができる。
1.脾虚症候群:本剤は温性で味が甘く、脾を補い、気を益し、血を養う作用があり、脾気の虚弱(脾気が虚弱)により起こるやせ、だるさ、疲労感(疲れやすい、体力がない)、形の悪い便などの症状を改善する効果がある。 気虚がより深刻な場合は、高麗人参やアトラクチロデスなどの漢方薬との併用が勧められる。
2.汚れた焦燥感(動揺して憂鬱になる、悲しくて理由もなく泣きたくなる):本剤は心を養い、心を静める(心を養うことで精神を安定させる)作用があり、心の養いが失われ、心と心の統率がとれなくなり、憂鬱で焦燥感のある状態を治療することができる。
3.本剤は胃気を保護し、劇薬や毒薬と併用した場合の毒性を和らげる効果もある。 腸チフス論』では、甘遂、大棗、茯苓の効能と毒性を和らげるためにナツメが用いられている。
ただし、ナツメは食積、虫積(腸内寄生虫)、歯病のあるグループには注意して使用する必要があり、具体的な用法や組み合わせは専門の漢方医の指導のもとで行い、副作用を避けるために日常的に過剰摂取しないことが重要である。