子宮内膜の複合過形成は前癌か?

複合型子宮内膜過形成は、異型過形成を伴わない子宮内膜過形成として分類され、前癌状態ではない。 2003年、世界保健機関(WHO)は子宮内膜過形成をその程度により、子宮内膜過形成、単純過形成、複雑過形成、異型過形成に分類したが、2014年に改訂され、異型過形成を伴わない子宮内膜過形成(EH)と異型過形成を伴わない子宮内膜過形成(AH)に分類され、このうち複雑過形成は前癌病変ではないEHに属し、AHは前癌病変に属する。 子宮内膜過形成は、長期にわたる単一のエストロゲン刺激によるもので、その高リスク因子としては、多嚢胞性卵巣症候群、排卵障害を伴う異常子宮出血、肥満などが挙げられる。月経不順の女性、特に月経周期が長期にわたる女性は、前癌病変や癌の発生を避けるために、適時に治療を受けることが推奨される。