気道異物や開放性気胸の患者では、胸腔の両側の圧力のバランスが崩れ、縦隔は縦隔振動と呼ばれる呼吸時の左右振動を起こす。
気道に異物が入ると、気道が部分的に閉塞し、閉塞側の肺に入る空気が吸気時に減少して縦隔が閉塞側に移動し、呼気時には肺からガスが排出される過程に大きな障害はなく、縦隔が中間位置に戻って縦隔揺動がわずかに生じる。
開放性気胸では胸膜腔と外気とが直接連通するため、損傷側の胸膜腔の圧力は大気圧と等しくなるが、健側の胸膜腔は陰圧のままで損傷側より低いため、呼吸時に縦隔が動揺する。
縦隔振動の患者は胸痛、呼吸困難、窒息などの症状があることが多く、上記の症状が現れたら、すぐに病院に行く必要があります。