強直性脊椎炎の漢方薬治療

強直性脊椎炎は漢方でいう「麻痺・腰痛症」の範囲に属し、診断に応じて適切な薬、例えば杜仲寄生湯、身痛瘀血湯などで治療することができる。 1.大黄承気湯:この処方は、風湿を散じ、麻痺や痛みを和らげ、肝腎を益し、気血を補う効能があり、長引く麻痺、肝腎の虚証、気血の不足で、腰や膝が痛くてだるい、四肢の関節の曲げ伸ばしが好ましくない、しびれや感覚が鈍い、冷えを怖れて寒さを好むなどの症状がある場合に用いる。この処方は、漢方で腰痛の主な原因である湿熱症候群の治療に適しており、腰痛の治療に用いることができる。 この処方は、実際に湿熱の症状がある患者には使用してはならない。 2.駆瘀血瘀痛湯:この処方は、血液循環を活性化し、瘀血を除去し、月経を促進して痛みを和らげ、風を除去し、湿を除去する(体内の風湿を除去する)効能があり、四肢の関節の痛み、動かない時の痛み、関節の曲げ伸ばしが好ましくない、舌が紫色で点状出血を伴うなどの症状が現れる瘀血瘀痛の治療に用いることができる。 この処方は妊婦には適さない。 上記の症状のある患者には、専門医の指導のもと、通常の病院で診察と治療を受けることを薦める。