甲状腺がん、すなわち甲状腺癌は、一般的に甲状腺がん手術後でも授乳が可能です。 甲状腺がん自体は伝染性ではなく、母乳を通して感染することはありませんので、通常の状況であれば授乳に影響はありません。 しかし、術後早期の授乳は勧められません。 現在の臨床では、甲状腺がん患者が手術を受ける際に麻酔薬などの一部の薬剤が使用されますが、これらは術後早期には体内で十分に代謝されず、授乳中の赤ちゃんに一定の悪影響を及ぼします。 また、甲状腺癌の術後患者の中には、放射性核種による治療、TSH抑制療法、外部照射療法などが必要な場合があります。これらの放射性治療により、体内に放射性トレーサーが存在することになり、授乳後の赤ちゃんにも悪影響を及ぼすことになります。 授乳が可能かどうか、赤ちゃんに影響があるかどうかは、患者さんの個々の治療によって異なりますので、主治医に患者さんの状態が授乳に適しているかどうか尋ねることをお勧めします。