スリーブ手術の欠点としては、術直後の出血や吻合部瘻孔などの合併症、栄養不良や逆流などの長期合併症、長期成績の不良などが挙げられる。
1.即時合併症:術中の止血が不正確であったり、結紮ワイヤーが緩むなどして消化管出血を引き起こしたり、胃底部に胃切開瘻ができたり、術後に腸管が癒着するなどして腸閉塞や周辺臓器への障害などを引き起こしたりする。
2.長期合併症:胃切開手術により胃の形状が管状に変化し、胃内圧の上昇などにより胃食道逆流、胃酸逆流、腹鳴(しゃっくり)などが起こり、術後の胃の収縮により消化吸収機能が影響を受け、栄養不良、心窩部膨満感、貧血などの症状が起こる。
3.長期成績が悪い:スリーブ胃の手術は長期的な減量、糖尿病、高脂血症などの治療効果がやや劣ります。
患者さんは時間をかけて医師と相談し、自分の状況に応じて適切な種類の減量手術を選択することをお勧めします。