側脳室の拡大は常に水頭症を意味するのか?

側脳室の拡大は必ずしも水頭症とは限らず、脳萎縮や先天性の発達異常の可能性もある。
水頭症のCTやMRIでは、すべての脳室系の拡大がみられ、腰椎穿刺では頭蓋内圧の著しい上昇が認められる。 また、交通性水頭症では一部の脳室系の拡大がみられ、正常頭蓋圧水頭症では頭蓋内圧が上昇しないこともある。
脳萎縮症では水頭症に加えて側脳室の拡大がしばしばみられるが、これは中高年、特に飲酒歴の長い人に多い。 側脳室拡大のほか、他の脳プール、脳室拡大、脳溝拡大、脳回狭小化も同時にみられることが多く、認知機能低下などの症状に悩まされることが多い。
また、先天性の発達異常によって側脳室が拡大する人もいるが、このような患者は臨床症状を示さないことが多く、側脳室の拡大は片側性であることもあれば両側性であることもある。
側脳室拡大症は多くの症例でみられますので、患者さんの症状やその他の補助的な検査を組み合わせて明確な診断を下し、標準的な治療を行うために、時間をおいて医師に相談することをお勧めします。