蛋白尿は西洋の概念であり、漢方では「水腫」の範疇に属し、鑑別により、女中湯+術+減法、エフェドラ+フォーシシア+小豆湯+五味消毒飲+減法などを服用することができる。 服薬は医師の指示に従うこと。 1.風水(頭・顔・手足の突発性浮腫):まぶたの腫れに続いて、手足や全身が腫れ、多くは悪風と発熱を伴う。 越婢加朮湯を加減して治療する。 2.湿毒浸潤症候群:眼瞼、頭部、顔面の浮腫が全身に広がり、ただれや潰瘍を伴い、舌は赤く、苔は薄く黄色で、脈は浮いているか、滑りやすい。 エフェドラ(ephedra)、フォーシシア(forsythia)、小豆スープ(red bean soup)と五味消毒ドリンク(five flavours disinfectant drink)を合わせて服用する。 3.水湿孕:全身の浮腫、押しても指が出ない、尿が短い、白苔、脈が遅い、発症が遅い。 五苓散と胃苓湯プラス・マイナスを併用する。 4.湿熱鬱結(湿熱邪過多,体内停滞):全身の浮腫,胸部・心窩部鬱結,乾燥結節便,舌紅,黄膩苔,脈沈または湿。 柴胡桂枝乾姜湯を加減して用いる。 5.脾陽虚: 水腫が長く続き、腰より下に悪化し、窪みを押してもなかなか回復せず、手足が疲れやすく、尿が短く、舌が青白く、苔が白っぽく脂っぽいか白っぽく滑りやすく、脈が遅いか弱い。 この患者には「固形脾飲」を加減して飲ませる。 6.腎陽虚弱証:浮腫を繰り返す、顔や体がむくむ、腰から下がむくむ、窪みを圧迫する、腰が冷えて痛む、舌が青白く太い、苔が白い、脈が弱いまたはだるい。 滋補腎気薬と正武湯で加減する。 7.水滞・瘀水:水腫が長くおさまらず、程度の差はあるが腫れ、腰に刺すような痛みを伴うか、血尿を伴い、舌は紫黒色で、白苔があり、脈は細くて渋い。 桃紅石呉茱萸湯に五苓散を加え、さらに減薬を加えて治療する。