矯正治療後のリテーナー装着の必要性は、不正咬合のタイプによって決まります。 複雑な症例や再発しやすい症例では生涯リテーナーの装着が必要な場合もあれば、1~2年の装着で済む場合もあります。
1.リテーナーの終生装着:臨床的には、アーチ拡大症例、特に下顎アーチ拡大症例、隙間が散在している症例、成人の重度の唇側舌側咬合異常症例、上顎中顎間隙閉鎖症例などでは、再発予防のためにリテーナーの終生装着が必要な場合が多い。
2.1~2年間のリテーナー装着の必要性:ほとんどの不正咬合症例では、矯正治療後1~2年間リテーナー装着が必要な場合が多く、1年目は終日装着にこだわり、2年目から夜間装着や隔日夜間装着、週1~2日夜間装着に移行し、歯の位置が安定したら完全に装着を中止します。
矯正治療後にリテーナーを終身装着する必要があるかどうかは、矯正治療後の変形の再発を避けるため、患者さん自身の恣意的な取り外しを避け、患者さん固有の矯正状態に応じて専門の矯正歯科医が判断する必要があります。