肺癌術後1年で神経細胞特異的エノラーゼが高値の場合は、良性疾患や腫瘍再発の可能性があり、継続的な観察と抗癌剤治療が必要である。
1.継続観察、軽度の神経細胞特異的エノラーゼ上昇が1例のみであれば、ほとんどが炎症などによるものと考えられるので、当面は治療の必要はなく、経過観察で十分である。
2.抗がん剤治療、神経細胞特異的エノラーゼの上昇が明らかであったり、他の腫瘍マーカーの上昇を伴っている場合は、再発・転移によるものと考えられ、CT、MRIなどの検査を充実させて、具体的な部位や状況を把握し、手術、放射線治療、化学療法などで患者の状態を安定させる抗がん剤治療を行う必要がある。
肺がん患者は術後も定期的に検診を受け、異常の早期発見、原因究明、早期治療に努めたい。