大量胸水と中等度胸水は、液量、病因、症状、画像所見などの点で異なる。 1.液量:大胸水は通常1000ml以上であり、中胸水は500~100mlである。 2.病因:悪性腫瘍による胸水は通常大、結核性胸水は通常中または小、うっ血性心不全による胸水は通常中量である。 3.症状:中容量の胸水は肺組織を圧迫し、胸部圧迫感や息切れなどの症状が現れることがある。多量の胸水は心肺組織をより重く圧迫し、胸部圧迫感、息切れ、動悸などの症状がより重篤となり、座位呼吸、チアノーゼなどの症状が現れることがある。 4.画像所見:X線、CTなどの検査では、中程度の胸水の上縁が第4肋骨面より上、第2肋骨面より下にある。 上縁が第2肋骨面より上にある多量の胸水は、肋骨腔の拡大と横隔膜の減少を伴うことがある。 胸水貯留のある患者は、病状を遅らせないために、できるだけ早く病院へ行くことが推奨される。