桂枝茯苓丸と地黄腎気丸の薬の構成から見ると、両薬の間には漢方薬の十八防已と十九危の禁忌がなく、効能の相反もないので、両薬はそれぞれの適応症の範囲内で一緒に服用することができる。 1.脾薬:ハトムギ、人参根、当帰、竜眼肉、大黄など。 補気・補脾・補血・精神安定作用がある。 心脾両虚、不眠、めまい、息切れ、動悸、疲労感、食欲不振、便の出血(月経過多、下血)などに用いる。 外部感染や固い内熱のある人は服用しないこと。 2.地生腎気丸:当帰芍薬散、柴胡加竜骨牡蛎湯、地黄丸からなる。 腎を温め、気を化し、利尿を促し、水腫を除去する作用がある。 腎陽不足による腎虚や水腫、水湿の内停(水湿が体内にとどまる)、腰や膝の痛みや重苦しさ、排尿困難(手に負えない排尿)、痰(水分の代謝障害によってできる病的産物)、咳や喘鳴などに用いる。 妊婦には禁忌である。 この2つの薬を服用する前に、漢方医の指導を受け、症状を確認する必要がある。