凌桂江甘湯と凌桂朮甘湯の違いは何ですか?

タイトルの茯苓・桂・江・甘湯は茯苓・甘草湯のことで、苓桂・朮・甘湯とは成分、効能、効果に若干の違いがある。
1.茯苓甘草湯:茯苓、桂枝、生姜、カンゾウ根茎を主薬とし、陽気を温め、湿を発散させる効能があり、のどの渇きがなく、発汗があるものの腸チフス(寒熱による疾患)の治療に用いる。
2.苓桂朮甘湯:茯苓、桂枝、黄芩、カンゾウ根茎を主成分とし、陽気を温め、痰(水分の代謝障害により生じた病的産物)を化し、脾を強め、利尿を促す作用があり、中陽の陽気が不足した痰(水分の代謝障害により生じた病的産物)の治療に用いられ、胸脇部の膨満感、めまい、動悸、あるいは息切れ、咳などの症状がある。
上記の2つの漢方処方は、いずれも古くからある漢方処方であり、その使い分けは医師の診断に従うべきであり、やみくもに自己流で調合して服用すべきではない。