ヒドロキシ酪酸脱水素酵素高値の原因

ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼが臨床的に上昇する理由としては、急性心筋梗塞や悪性貧血が考えられる。 1.急性心筋梗塞:急性心筋梗塞におけるヒドロキシ酪酸脱水素酵素の高値は、冠動脈のアテローム性動脈硬化プラークの破裂と血栓の形成により生じ、心筋壊死を引き起こす。 ヒドロキシ酪酸脱水素酵素が高値の場合は、心筋炎や筋ジストロフィーがあるかどうかの判断も必要であり、心筋障害との関連も考えられる。 2.悪性貧血:悪性貧血は胃粘膜の萎縮によりビタミンB₁₂が吸収されなくなるもので、原因は明らかでなく、ヒドロキシ酪酸脱水素酵素が高値を示すことがある。 ヒドロキシ酪酸デヒドロゲナーゼ高値を認めた場合は、まず一般病院の循環器内科を受診し、原因を明らかにし、適時診断・治療を行うことをお勧めします。