全身麻酔とは、general anaesthesiaの略で、全身麻酔が記憶に影響を及ぼすという証拠はないが、肝不全、腎不全、肺機能不全などの患者では、手術終了時の意識の回復が悪いことがある。 全身麻酔とは、麻酔薬を静脈内または吸入によって人間の脳の中枢神経系に作用させ、中枢神経系を抑制させ、手術の要求に応えられるように意識から無意識へと移行させることである。 麻酔薬を止めた後は、薬剤の代謝排出により患者の意識は徐々に戻る。つまり、全身麻酔は可逆的なプロセスなのである。 麻酔薬の代謝排出は、一般的に肝臓の代謝変換を経て、腎臓から排出されるか、直接肺から排出される必要があるため、肝機能、腎機能、肺機能が低下している患者ほど、薬剤の生体内滞留時間が長くなる。 また、麻酔を止めた後、あるいは病棟に戻した後も意識が朦朧としている患者もおり、そのような場合は呼吸酸素状態を細かく観察し、対応策を講じる必要がある。 全身麻酔は麻酔薬の代謝に伴い、体への影響は徐々に消失していくもので、記憶への影響はまだ報告されていない。