弱陽性の便潜血は腸癌の可能性と関連するが、その判断にはさらなる調査が必要である。 便潜血が弱陽性になる理由は様々で、生理的な理由と病理的な理由に分けられる。 1.生理的なもの:検査前に動物性血液製剤や肉類を摂取した患者には便潜血が出るので、そのような食品を摂取した後に再検査が必要である。 2.病理学的理由 (1)消化器腫瘍:腸癌による粘膜障害や便潜血弱陽性が考えられるが、腫瘍マーカー検査、バリウム食X線検査などの再検査が必要である。 (2)消化管出血:消化性潰瘍の患者さんなどでは、腸管粘膜の損傷や便潜血も起こることがあります。 (3)痔核:少量の痔核の出血が便に混じっている場合、便潜血が弱陽性になることがあります。 便潜血弱陽性だけでは腸がんかどうかを正確に判断することはできず、病歴や他の検査結果の特徴も合わせて正確に判断する必要があります。 弱陽性の便潜血は他の理由でも見られることがありますので、病状を長引かせないためにも、早めに医師に相談し、専門医の指導のもと標準的な治療を受けることをお勧めします。