前縦隔軟組織結節には良性と悪性があり、良性結節と悪性結節では治療法が異なるため、前縦隔結節の治療は結節の良性・悪性を鑑別することから始まる。
1.結節の性質の鑑別:前縦隔結節とは、前縦隔にある3cm以下の結節を指し、胸部CT画像ではほとんどが軟部組織の影であるため、画像的に結節の性質を鑑別することは難しいが、悪性の前縦隔結節では前縦隔リンパ節の腫大を伴うことが多い。 結節の性質や種類をはっきりさせたい場合は、穿刺生検を行う。
2.良性結節:良性結節の多くは胸腔内甲状腺や良性胸腺腫であり、通常は治療の必要はなく、定期的な経過観察が可能であるが、結節のサイズが大きすぎて周囲の気管や血管を圧迫している場合は、外科的に摘出する必要がある。
3.悪性結節:悪性の前縦隔結節には奇形腫などがあります。 リンパ節腫大を合併している場合はリンパ節郭清が必要である。 悪性結節を摘出した後は、化学療法、免疫療法、分子標的治療などを用いて集中的に治療する。
前縦隔軟組織結節が発見された場合は、病気の進行を遅らせることのないよう、速やかに治療を受けるべきである。