インフルエンザウイルスは弱く、室温ではすぐに感染力を失うが、0〜4℃では数週間生存することができる。 インフルエンザ・ウイルスには、ヒト・インフルエンザ・ウイルスと動物性インフルエンザ・ウイルスがある。 ヒトインフルエンザウイルスはヒトインフルエンザの原因ウイルスであり、A型(A)、B型(B)、C型(C)の3種類に分けられる。 インフルエンザウイルスのウイルス本体構造には、ウイルスゲノムとヌクレオキャプシドとエンベロープからなるタンパク質が含まれ、これらのタンパク質は、タンパク質の折り畳み、相互間の静電的相互作用などの微細な高次構造を持っている。 一般に、温度が高いほど不活化時間が短くなるが、これは高温のためウイルスタンパク質の高度な構造が破壊され、タンパク質が変性し、ウイルスが不活化するためである。 インフルエンザウイルスは耐熱性ではなく、56℃で30分間不活化できる。 インフルエンザウイルスは、エーテル、ホルムアルデヒド、日光、乾燥、紫外線などの化学試薬に感受性があり、これらの方法でもインフルエンザウイルスを不活化することができる。