椎間板膨隆とは、椎間板が線維性環状組織の完全な破壊や髄核のヘルニアを伴わずに後方に膨隆した状態を画像で表現したものである。 治療は予防的介入を基本とし、症状のある患者には対症療法を選択する。 1.予防的介入:椎間板膨隆症の患者の多くは自覚症状がないが、病状の進行が続くと椎間板ヘルニアに至る可能性があるため、長期間の腰椎疲労につながる長時間の立位・座位を避ける、腰椎への負担を増大させる高強度・重労働を長時間行わないなどの予防的介入が必要である。 2.対症療法:椎間板膨隆の症状がある少数の患者には、温湿布、理学療法、深部マイクロ波などの対症療法を行い、腰背筋の血液循環を改善し、腰背筋の疲労を緩和する。また、陰飛、五点支持などのリハビリ訓練を行い、腰背筋の筋力を高め、腰椎の安定性を高める。 椎間板ヘルニアと診断された場合、早期に標準的な治療を行うことで、病気の悪影響を軽減することができる。