両肺の上葉背側および下葉背側セグメントにおける炎症性結節病巣は、主に炎症性結節、肺結節性疾患、肺癌、肺転移などと考えられている。 1.炎症性結節:さまざまな病原性感染症による肺組織の炎症性滲出液で、画像上、特に特定のウイルス性肺炎で多発性の結節影として現れることがある。 2.肺結節性疾患:原因不明の肉芽腫性疾患の一種で、全身の多臓器、特に肺とリンパ節に発生する。 画像診断では、肺の多発性結節影やリンパ節の腫大として現れ、病気が進行すると重度の肺線維症になることがある。 3.肺がん:がんが肺に転移し、肺に多発性の結節性病変を形成することがあり、特に肺腺がんは気道を通じて肺に転移しやすい。 4.肺転移:体の他の部位にできた悪性腫瘍が肺に転移して転移巣を形成することがあり、その多くは骨肉腫、軟部肉腫、子宮頸がんなどの多発性結節性病巣である。 両肺の上葉と下葉の背側分節に結節性病巣ができるのは、他の原因でもみられることがあり、病状を長引かせないためにも、できるだけ早く病院に行くことが勧められる。