肝癌のGGT値は通常400U/Lあるいは500U/L前後、すなわち正常値の上限の10倍前後であるが、GGT値で肝癌と確定診断することはできず、確定診断には病理生検が必要である。 GGTとは血中のγ-グルタミルトランスペプチドのことで、正常では40~50U/L以下であるが、原発性・転移性肝癌では血中GGTが明らかに上昇する。 がん細胞が産生するGGTの増加や、がん組織自身やその周囲の炎症の刺激作用によって肝細胞膜の透過性が亢進し、血中GGTが増加するためである。 閉塞性黄疸、急性肝炎、活動性慢性肝炎、胆道感染症、肝硬変などはGGTを増加させる。 その他、心筋梗塞、急性膵炎、ある種の薬剤なども血中GGTを増加させます。 したがって、GGTはあくまで肝がんの補助的な診断指標として用いられ、肝がんの診断は他の検査項目や画像検査、病理検査などと組み合わせて行う必要がある。 GGT値が上昇した場合は、肝臓超音波検査や病理検査を受けて、肝臓がんかどうかをはっきりさせる必要があります。