血糖コントロール後に尿中ケトン体が高い妊婦は、血糖値が正常で尿糖が陰性の場合は摂取不足が原因と考え、血糖値が高く尿糖が陽性の場合は糖尿病性ケトーシスと考える。 1.妊婦は妊娠中に激しい嘔吐や食欲不振に見舞われることがあり、その結果、糖代謝に影響を及ぼし、脂肪分解が亢進して体内にケトン体が蓄積し、尿中ケトン体が陽性となる。同時に、血糖コントロールのために過度なダイエットを行うと、妊婦の尿中ケトン体も陽性となる。 管理栄養士の指導のもと、毎日の栄養と摂取カロリーを確保するための食事調整を行うことが推奨される。 2.妊婦の血糖コントロールが標準に達しておらず、血糖値が高く、尿糖が陽性である場合は、糖尿病性ケトーシスを考慮すべきである。 過剰な血糖とインスリンの欠乏または抵抗性により、グルコースが組織に取り込まれず利用されなくなり、脂肪の分解が起こり、その結果ケトン体が産生され、尿中ケトン体陽性が出現する。 妊婦は医師の指導のもと、適切な糖コントロールを行い、定期的に妊娠検査を受ける必要がある。