片麻痺に対する足関節のリハビリテーション訓練には、主にマニピュレーション訓練、足関節背屈訓練、運動制御訓練などが含まれる。なお、片麻痺に対する訓練は全人的アプローチを重視しており、足関節に現れる問題は足関節のみの訓練では解決できない。
片麻痺患者では、足関節に内反や下垂の問題が見られることが多い。
1.操作訓練:患者の下肢を外転・外旋させ、患者の足を保持し、足関節周囲の筋肉を前方・外方に引っ張り、局所の筋肉が引っ張られる受動的な状態を維持することで、筋肉の硬直や痙攣を緩和し、足の回内を軽減すると同時に、足関節の可動性を拡大し、関節の正常な可動域を維持する。
2.足関節背屈トレーニング:患者は仰臥位で寝て、股関節と膝を屈曲させ、セラピストは第1中足骨と第2中足骨の間の筋肉を指で押して足関節の背屈を促進させる。
3.運動制御訓練:運動機能が良好な患者を対象とする。 患者は仰臥位になり、患側の踵を健側の膝、前脛骨筋、内くるぶしの上に置き、リズミカルで協調的な上方または下方への滑走を行い、療法士の指示で速度とリズムを調整する。
さらに、足関節装具や足部装具を使用したり、重度の内反足に対してはアキレス腱切開術を行ったりする。
片麻痺に対する足関節のリハビリテーションは、リハビリテーションの遅れを避けるため、専門の医師の指導のもとで行う必要がある。