サイトケラチンが高値の場合、非小細胞肺癌や消化管腫瘍の可能性が示唆されるが、肺炎や他の良性疾患を除外するものではなく、症状、徴候、胸部画像データ、病理細胞学的検査などを組み合わせて診断を確定する必要がある。 サイトケラチンは腫瘍マーカーの一つで、正常範囲は3.3ng/ml以下であり、その上昇は扁平上皮がん、腺がんなどの非小細胞肺がん、膀胱や消化管の悪性腫瘍も時に上昇することを示唆する。 数値が有意に上昇している場合は、悪性腫瘍の可能性を示唆しており、明確な診断を下すにはCT検査や病理細胞診が必要である。 非小細胞肺癌を除き、肺の炎症でも上昇することがあるが、そのほとんどは軽度である。 したがって、他の臨床症状がなくても検査でサイトケラチンが高値であれば、精査のために経過観察し、炎症の症状があれば、まず抗感染治療を行い、その後胸部CTとサイトケラチンを検討し、検討結果に応じて次の治療法を検討すればよい。