強い排尿時に右陰嚢の上方に突出する場合は、鼠径ヘルニア、脊髄空洞症、精索静脈瘤が原因と考えられ、病因を明らかにするために超音波検査を行う必要がある。
1.鼠径ヘルニア:先天性の脊髄空洞の閉鎖不全、腹壁筋力の低下、腹圧の上昇などがあり、排尿時の腹圧の上昇により形成され、腸や大網などの腹腔内容物が弱い部分から突出する。
2.脊髄空洞症:様々な原因で脊髄空洞に液体が貯留するもので、精巣脊髄空洞症、精索脊髄空洞症、交通脊髄空洞症など様々なタイプがある。
3.精索静脈瘤:排尿時に立った姿勢になると、陰嚢の上の鼠径部にある精索静脈が蛇行状に拡張し、静脈瘤を形成して突出部として現れることがある。
突出の病因をはっきりさせるために、患者を病院に連れて行き、補助的な検査をすることを勧める。